ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-02-10

実録スクープ 私が愛したニャンコたち

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こにゃにゃちわ。前々から申し上げている通り、猫のネイルはかわいいよりもかっこよいよりも、某巨大掲示板的猫の方がいいんではないか。街は煌めくパッションブルー、親指にかいてあるキャッツアイもなんか、グロテスクな目もまあいいけどさ、このくらいの方がよろしおすと思います。


わたしには夢がある。アイ・ハブ・ア・ドリーム。

わたし解説者マサ子(仮名、37歳)はネコが好きなんだね。物心ついてから家にはずっとネコがいたし、犬派か猫派かと問われればというか問われなくても、ネコが好きなのね。でも、実家を出て自分で生活するようになってから、ネコを飼ったことがない。わたしはネコを飼いたい。

でも一人暮らしをしている間は飼わないと決めているので、ネコを飼うためにはなんらかの共同生活をしなきゃいけないんだけど、共同生活って言ってもねえ、どうもその一般的に広く認知されているなんらかの共同生活的な事象を自分の人生ですることはないんじゃないかっていう気もするしそうするとネコがどんどん遠くなる。それでもまあ夢だけ言っておくと、8kgくらいあるばかでかい雄の黒猫を飼いたい。ところで黒猫の良くないところは肉球も黒いところだよね。肉球はピンクが良いよね。あと、黒猫は口の中も黒いんだろうか。白黒ブチの猫は口の中も白黒のブチだった。ところでクロネコヤマトさんは、たまにピンクの肉球のついた軍手してるよね。でまあ、わたしはネコはそこらで落ちてるのを拾ってくるか、どっかで余ってるのをもらってくるかって決めてるのでそう都合よくそんなかっこいい黒猫がいるとも思えなくて、そうすると、結局のところ、今まで通り

駄ネコ

を飼うことになる。でもまあ駄ネコも捨てがたいやね。ていうかわたしは人生を駄ネコとともに歩んできたからね。駄ネコには一家言あるよね。親戚で、2匹猫を飼ってる人がいて、名前は何かと聞いたら、アンドレとナターシャだと言うもんだから、どんな美麗な血統書のついた洋ネコが出てくるのかと思ったら、これまた見事な絵に描いて額縁に入れたような駄ネコで、なんか普通の茶色と白のブチのネコなんだよ。それ、ミイとタマじゃないのか?あと、家の近所のミニストップの前に段ボール住まいしている猫がいて、またなんだかえらい貧相な痩せて細長い縞々のネコなんだけど、かわいいからかまってて、そのネコを管理してるおばさんに 名前、なんていうんですか?って聞いたら 恥ずかしそうに エリザベス・・ って言ってたよね。どのツラさげてエリザベスかと。あんたがエリザベスならわたしもカロリーヌだと思う。まあ、おばさんも恥ずかしがって名前を教えてくれたところを見ると、ちょっとエリザベスっていうよりミイとかシマかなっていう自覚はあったのかなと思う。そういうわけで、ちょっと見ないようなかっこいい8kgの雄のイケメン黒猫を飼ったら、「正治」(マサジ)とか「栄造」(エイゾウ)とかそういう名前をつけて、そこらに歩いてる普通のブチ猫とかシマ猫を飼ったら、「サンセヴェリーナ」とか「アグラフェーナ」とかつけようと思う。

それでは。