ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-03-21

南カリフォルニアの水平線に夕陽が沈むレタリング

a.m.s.恵比寿プレイスです。

何か字が書いてあるけど、ただのフォントのネイルじゃなくて、字の中に夕陽の色が塗ってある。この夕陽は、佐渡島の日本海の荒波に沈む夕陽とか、ガンジス川の靄に沈む夕陽とか、シンジ君が電車の中から逃げちゃだめだとか言いながら見る田園風景の西日でもなさそうだし、窓に西日が当たる部屋はいつもあなたの匂いがする例の部屋の西日でもなさそう。

あたしは南カリフォルニアについて語らせたら長いんだけど、たぶんきっとラグナビーチとかラ・ホヤの海岸線のビーチに沈む夕陽、夜20:00まで沈まない夕陽、沈む時にはペリカンが群舞して、サーファーの周りをウミボウズみたいなアシカだかオットセイが周遊して、ビーチから引き込むラグーンの蘆にキラキラ夕陽が反射して目もあけていられないのに、海岸沿いの椰子の木は黒い影だけになって、パステルカラーの家々のブーゲンビリアは色もなく沈んで、絵に描いて額縁に入れたような見事な夕陽が臆面もなく、私見事なカリフォルニアの夕陽ですけど、何が悪うございますか?ええこれから私は太平洋に沈みますとも今沈んているんでございますよと、見事に自らを体現しながら豪快な沈みっぷりを見せる南カリフォルニアの夕陽の色、ではないかと思われます。

それでは。