ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-06-06

夏の運命 零れる水滴 透明の滴

a.m.s.恵比寿プレイスです。

これは滴なのか、水滴なのか、水泡なのか、未来を透かして見る例の勾玉なのか、ここまでシンプルだと潔いね。玉の中にも何か水滴なのか水泡なのか、何かが見える。


こちらは清く正しく美しい正統派異物混入。何が入っているかは黙っていよう。


ところで最近、もうなんだか暑いよね。暑いのは好きだからいいんだけど、わたし解説者マサ子(仮名、37歳)は、神聖港区民なんだけど、割合なんと言いましょうか、こう 庶民的僻地の港区に住んでいて、朝、家から出て歩いて最寄りの駅に到着して電車に乗るまで20分くらいかかるわけね。だから、真冬でも駅に到着するころには丁度暖かくなるし、少し春になればプラットフォームに到着する頃には少し汗ばむくらいになる。

ということはすなわち、今の季節なんかプラットフォームに到着する頃には一人汗だらだらなわけよ。ところが皆さんわりと、ずっと電車に乗ってたせいかすごい涼しい顔して、汗流してる人なんかいないわけ。何か一人だけ汗流しちゃって、更に、最近ショートカットのせいもあって、顔だけじゃなくて、首の後ろに汗かくんだよなー。とかいって、駅のプラットフォームに着いてタオルで首の後ろ拭いてて気が付いた。

おっさんかよ。

若い子って、首の後ろに汗かいてないよね。首の後ろに汗流して、首の後ろをタオルで拭いている若い子なんて見たことないよ。どんなに、汗かいても、なんか、顔の表面上流れているだけであって、こうなんというの 首の後ろを タオルで拭いて

(あいやいやー あちち あちち) 

脱いだ上着を持って扇子で仰ぎながら首の後ろをタオルで拭く新橋駅のプラットフォーム

なんてことはないわけで、首の後ろをタオルで拭いている若い男子なんて見たことがない。首の後ろをタオルで拭いているのは、おじさんである。また一方、首の後ろをタオルで拭いている若いお嬢さんも見たことがないし、あまりそのような仕草をしておられるおばさまもお見受けしない。

ってことは、そうか、あたし おじさん になったんだな。って思ってる。

女って、わたし解説者マサ子(仮名、37歳)くらいの年になってくると、俄然運命の分かれ道、歩いている道が二股に裂けてきて、女のおばさんになる人と女のおじさんになる人が出てくるような気がするんだけど、そうか あたし おじさんの方だったんだ。って思ってる。男も、なんか男のおじさんと、男のおばさんに分かれてくるよね。

それでは。