ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-12-21

47番 アヴァンチュール プラザ合意 唇からリップ

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。これは口紅のネイルだね。


わたし解説者マサ子(仮名、37歳)は、37歳であるからして、ロンと言えばヤスであり、百恵といえば友和なわけで、「プラザ合意」以前の為替の記憶がある。いや、違うな。さすがに1ドルが200円台だった記憶はないから、精確に言うと「プラザ合意」以前の記憶はないけど、某フランスの化粧品メーカーの黒い容器に入った口紅が1本5000円であった頃の記憶がある。今みたいに、フランスの口紅は無香料ではなく、毒々しくも馥郁たる夜の花の香りがしたもんであって、その某フランス製の化粧品メーカーの口紅を買うっていうのは、ちょっと海外旅行のお土産に貰う、とか、自分で買う時もちょっと奮発して買うとか、なんだか、随分高級品だったような気がするし、パリの香りがしたもんだ。ような気がする。

やっぱあの馥郁たる夜の花の香りを廃止してから、パリの高級な香りがなくなったんじゃないだろうかどうなんだろうか・・・と思って、まだ捨てられずに取ってある、「ルージュ・ア・レーブル 47番:ESCAPADE」をひっぱり出してきて、匂いを嗅いでみたら、恐ろしいことに奥さん、20年近く前の口紅だっつーのに、まだ毒々しくも馥郁たる夜の花の香りがしたよ。そんで、二十歳当時の私解説者マサ子はこの口紅を塗ると、何とも唇の地の色がそのまま可愛らしく上気したようになったもんであって、どれどれ 今つけてみるk・・

どこのピンクの口紅塗ったくったおばはんだよ!

いやー怖かった。時の流れって残酷ね。

それでは。