ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-05-03

原風景 赤の時代 黄色い工業

a.m.s.恵比寿プレイスです。

このネイルはものづくり集積回路的芸術が爆発する前衛なんだか工業なんだかそのミックスなのかのネイルだね。

[赤の時代的集積回路]


読者の皆さんの原風景は何だろうか?自分のお里、出自、自分の馬の骨の出所はどこかしら?わたし解説者マサ子(仮名、38歳)の心の原風景つったら、やっぱり京浜地区だよね。ごちゃごちゃした商店街と駅前の違法駐輪自転車、パチンコ屋とスナック。LLサイズのご婦人専門の洋品店。商店街の電柱に飾り付けられている安っぽいセロファンだかプラスチックでできた毒々しいショッキングピンクの飾り花、光化学スモッグと排気ガスを浴びて踏みにじられても咲き続ける同じく毒々しいピンクのオオムラサキツツジの植え込み、商店街で流れる変なアレンジを効かせた再び安っぽいアルトサックスがこぶしを回す得体のしれないフュージョン音楽、福引大会、東急バスや京急バス、京浜東北線、京浜急行。第一京浜、第二京浜、産業道路。

[集積回路的前衛芸術]


そんなもんだから、大きな道路。と言えば第一京浜的なところがあるよね。道と言えば40フィートコンテナを積んだトラックや過積載のダンプカーが走る道。「平和島に行く」と言えば、「駅前に止めていた自転車が検挙されて、平和島の自転車保管センターだか何だかに持ってかれちゃったので、取りに行く」の略であり、中学生や高校生の頃「練馬に行く」と言えば、「少年が悪さをして練馬の鑑別所に入れられる」事であり練馬の皆様ごめんなさい。私解説者マサ子(仮名、38歳)の馬の骨の出自である城南京浜地区ではそのように呼びならわしていたんだけど、我々こそ練馬の方々から何て言われていたかわかんないもんだよね。

それでは。