ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-09-04

山羊女のピアノ 白い楽典と青い理論

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日は何か鍵盤とかピアノに見えるネイルだね。

私解説者マサ子(仮名、38歳)は昭和の子供のはしくれとして、御多分に漏れず、「ピアノ」を習っていたよ。結構、しつこい性格なもんで 一旦習い始めるとよっぽど嫌じゃない限り 辞める理由もないし、ネチネチ ずっとやってるもんだから、小学校の1年生くらいから大学生になって何年かするまで、ずっと 近所のピアノの先生の所に、週一回ピアノのお稽古に行っていたのね。まあ、だからって 大真面目に練習するわけでもないし、鳴かず飛ばず、ピアノのお稽古の時間以外に週何時間練習したんだって 聞かれたら 答えに詰まる感じなんだけど まあそれでも 長期間やってりゃあ それなりの所まで 弾けるようになるわけで、そうなってくると 発表会だけだと アレだから マサ子ちゃんも コンクールにでましょうね とか言って、どういう団体なのか知らないけど、その地区の何かの団体のコンクールに出ることになった。曲は、忘れた。シューベルトの即興曲なんとかの何番どうたら。

そんでまあさ、練習はしたよ。でも寝食を忘れてってほどでもないしていうか むしろ、まあ 練習はちょっとしました。っていう程度だったと思うんだけど、今考えるとあんなもん 良く弾けてたなー つーくらい難しそうに聞こえる曲な気がするね。まあそれでなんというのか 練習が満ち足りていなかったようで 本番で なぜか中盤の一番盛り上がってくるあたりで 2小節飛ばした。2小節飛ばしたところで、客席で見ていた お師匠さんは 「ヒャーッ」って言って 席から飛び上がったらしい。って お師匠さんの隣で鑑賞していた お母ちゃんが言っていた。お母ちゃんは 

♪ しゃあぼんだま~ 飛んだあ~ ヤネマデ 飛んだ~☆ 飛ばすに きえた~ 飛ばずに きえたー。・・しぃ~~~~っかたが な!い!か!ら! お手紙 かあいて さっきの手紙のご用事なあに?

ていうくらいの ものすごい 驚異的な音楽センスの持ち主なので、愛娘がコンクールで発表しているシューベルトのありがたい楽曲を2小節すっ飛ばそうが 何しようが 我関せずっていうか わかんない人なんだけど、今思うと、2小節吹っ飛ばして 何事もなかったようにつなげられる方がすごくないか?てか、もっとすごいのは、「シャボン玉の歌」のサビが「やぎさん郵便」になっちゃう うちのお母ちゃんだったかね。フリーダム。

それでは。