ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-09-16

古谷葉月の猫の鈴 飛来する夜のカステラ

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルはすごく綺麗だね。猫の鈴にも見えるし、鈴カステラにも見えるし、アフリカの布にも見える。何なんだろう。一瞬、食虫植物が赤い口を開けているようにも見えなくもない、想像力が飛躍するネイル。


昔は家猫って当然、首輪をしていて もしかすると首輪に鈴もついていたもんだけど、最近は 首輪はつけないっていう派閥も結構あるみたいだね。どうせ外には出ないんだし、首輪をつけていることで発生する子猫の事故っていうのがそれなりの数あるので、首輪はつけないらしいね。鈴も大丈夫なねこは大丈夫だけど、デリケートなねこは 自分から音がしているっていうのがすごくイライラの原因になったりするらしい。たしかにそれも一理あるのかしら。 私解説者マサ子(仮名、38歳)は 今年ねこを飼いたい欲求を抑えることができず、もうしょうがないので 開き直って自他ともに認めるねこおばさんになって、ねこを飼い始めたんだけど、その前にペット可の賃貸に引っ越すっていう一大イベントがあった。前の家には 10年くらい住んだんだよね。そんで、所謂一つのデザイナーズマンションって やつだったんだけど、あれってさ、部屋の収納の効率よりデザイン性を重視しているところがあるのかないのか、今考えると平米数に対してなんだか 非常に狭かった。というか色々おしゃれ空間の演出が優先みたいで 実用面では効率が悪くて、ものが入りきらなかった。今の部屋より前の部屋の方が平米数で言ったら大きいのに、今の部屋の方がものが余らずきちんと収納される。前の部屋はがんばってもがんばっても、ちょっと気を抜くとすぐものが収納されなくなって 溢れてきちゃうから、定期的に収納して 掃除をしても なんとなく 全体的にすぐものが だらけてきて しまって、そうなると綺麗にするモチベーションも落ちるから、全体的に掃除が行き届かないなーと思いつつ、気が付いたら10年暮らしてたわけで、何か掃除ちゃんとしなきゃなーと思いつつ 10年分のちりも積もれば山となっているわけで、いざ引っ越し屋さんが来て、家財道具を全部運び出したら、もう何かすごいの。ちりと芥とホコリを何かとジャリ銭などの硬貨と、ホコリとホコリとホコリとちりと芥がちりもつもって 山となってたんだよ。よくこんなところに寝っころがって うだうだして 絨毯と同化して昼寝したりして 体を悪くしなかったもんだと。そんで、あまりにも綿ホコリがもうもうだから、掃除をしてから、不動産会社さんとの引き渡し立ち会いにしようと思ったのに、掃除する時間がなくて ホコリもうもうの部屋で不動産屋さんと立ち合いの儀式を行ったんだけど、なんか みんな 薄ら哀れニンヤリしてたよね。この人、掃除しなかったのかなあ。みたいな。わたしも あのその10年住みまして 以外と箪笥の後ろとかベッドの下にホコリがあったみたいで 掃除しようとおもったんですけどあのそのモゴモゴみたいな 言い訳したりとかしてさ。別に掃除しなかったわけじゃないんだけど、結構家財道具を全部出すと、ものすごいホコリが隠れてるもんなんだなーと思ったよ。掃除はちゃんとしよう。

それでは。